お笑いコンビ・ヤーレンズが9日、東京・浅草の東洋館で行われた『第6回「江戸まち たいとう芸楽祭」たけしが認めた若手芸人 ビートたけし杯「お笑い日本一」』でグランプリを獲得した。同祭の実行委員会名誉顧問としてビートたけしが参加した。
同大会は、若手芸人の支援・育成を目的に、たけしが名誉顧問を務める『江戸まち たいとう芸楽祭』にて“第2のたけし”を発掘するとともに、たけしが修行を積んだ浅草を“お笑いの聖地”として再認識し、世に発信するために開催されている。
この日に行われた本戦には、関東圏内に所在する芸能プロダクションや演芸場など推薦を受けた芸歴約20年以内の若手100組以上がエントリーし、予選を勝ち抜いたキャメル、ジグザグジギー、センチネル、ちゃんぴおんず、ぴろしき、マイアミバスケットボールクラブ、ヤーレンズ、ルミ子の8組が出場した。たけしのほか、放送作家でタレントの高田文夫氏とお笑いコンビ・ナイツ(塙宣之、土屋伸之)も参加した。
優勝したヤーレンズへの賞状を読み上げると、最後に自身の名前ではなく「江戸まち たいとう芸楽祭名誉顧問 松本人志」と一言。まさかの発言に会場は大ウケ。芸人たちがコケると、たけしが「こうやって名前を出すと少しは復帰が早くなるだろ」と優しい毒のある一言。続けて「今、女がどうのこうのってうるさいんだよ」と暴走トークを展開し、高田が「以上、ビートたけしの漫談コーナーでした」と話題を引き取っていた。
若手芸人の漫才やコントを見た、たけしは総評でネタ時間が約4分と短いことで「新人だから本人のバックが見えない。単なるネタだけになって、個性の面白さが見えない」と振り返る。この日は、ビートきよしがサプライズで冒頭に登場し、出てきただけで笑いを誘ったことから「動物園で犬見るより、よくわかんない南米の鳥。みんなはネタ勝負だから決まった時間でネタを詰め込んで、かわいそうだなと思った」と芸人たちを思いやっていた。
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